...從つて我等の發見する普遍的内容に民族性の特色を刻印する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...此書は印するに四號活字を以てせり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一日に市中のどのくらいに足跡を印するか料られぬ...
泉鏡花 「婦系図」
...一大汚点を印するところでありました」「それは...
海野十三 「空襲葬送曲」
...不純の痕跡を印するを免れ難き故に...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...脅迫されて条約に調印するということはあまり満足しておられなかったのであろうと思う...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...円筒の上にらせん形に刻んだみぞに張り渡した錫箔(すずはく)の上に印するもので...
寺田寅彦 「蓄音機」
...鍵箱の上書和解この封印する箱には和蘭(オランダ)国王より 日本国君(征夷大将軍を指し奉(たてまつ)るなり)に呈する書簡の鍵を納む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...事物が有っている関係を離れて任意な性格を刻印することは許されない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...心々直に相印するの感を生じて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...心々直に相印するの感を生じて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...走るものは一瞬間止まるものは永久に疎末な姿見の鏡裏に其形體を印する...
長塚節 「おふさ」
...幹をすかして空の見える反対の方角を見ると――西か東か無論わからぬ――爰(ここ)ばかりは木が重なり合(おう)て一畝(ひとせ)程は際立(きわだ)つ薄暗さを地に印する中に池がある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...この短い詩形の中へ当時の環境から感得した名状すべからざる混沌感を捺印するのであるから...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...武藤・松村立会ひの上、契約調印する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...頭の痕を窓枠の下の方に印するまで這入つたのだらう...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...拭(ぬぐ)うべからざる汚点を履歴の上に印するだろうというにあった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...彼らの歯形を印することあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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