...ところが多数の兵を傭うには非常に金がかかる...
石原莞爾 「最終戦争論」
...船を傭うて保津川の淵に浮べました...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...朝食後自動車を傭うて片山君の案内で三原郡市村字三條に向つた...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...歸りの都合もある處からやむを得ず再度自動車を傭うて海岸線を岩屋へぬけた...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...自分を傭うてくれと言った...
田中貢太郎 「胡氏」
...」「製糸工場で人を傭うだとよ...
豊島与志雄 「土地」
...ただ一つの要求は女中を傭うことだった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...看護婦を傭う事は医学士が引受けてくれた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...駕籠を傭うたものであろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな仕事に傭うのは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...此の町に店を持ってる南部氏の世話で丁度カイロから来ていた通訳(ドラゴマン)サイド・マブロウグを傭うことにして...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...「夷人の船など傭うて来なさったのはあんたじゃった...
本庄陸男 「石狩川」
...樹が高くてとれないので一人の人力車夫を傭うてきて...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...適当な保姆は傭うことが出来ず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その柩前(きゅうぜん)に『コラン聖典』を運ばせ唱師から泣き婆まで傭うて人間同様の葬式行列を行い...
南方熊楠 「十二支考」
...その地第一の豪農すら農稼に人を傭うに由なく非常に困り...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...返して代を傭う積(つもり)であった...
森鴎外 「鶏」
...その働きには傭う者への憎しみが含まれているのだ...
柳宗悦 「工藝の道」
便利!手書き漢字入力検索