...之は博文館から出版された...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...博文館が此の揺籃地たる本郷弓町を離れて日本橋の本町――今の場所では無い...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...博文館が此の趨勢に乗じて率先してビジネスとしての雑誌を創め各方面の操觚者を集めてプロフェッショナルとしても存在し得る便宜を与えたる功績は決して争われないであろう...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...博文館の通俗百科全書中の文学論...
大杉栄 「獄中消息」
...ひとりでまた博文館の長篇講談に読み耽っていた...
田中英光 「さようなら」
...博文館編輯局にはその折木曜会の知友多かりき...
永井荷風 「書かでもの記」
...易風社はその以前謝礼として壱百円を贈り来りしが発売禁止となるも博文館の如く無法なる談判をなさざる故わが方にても重々(じゅうじゅう)気の毒になりいそぎ『荷風集』一巻の原稿をつぐなひとして送りけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...改造社の主人山本さんが僕と博文館との間に立って...
永井荷風 「申訳」
...若しかの博文館が二十年前に出版した書物の版権を...
永井荷風 「申訳」
...僕が書肆博文館から版権侵害の談判を受けて青くなっている最中...
永井荷風 「申訳」
...たしか博文館(はくぶんくわん)發(はつ)行の少(せう)年理科(りくわ)叢(そう)書の一册(さつ)だつたかと思(おも)ふ...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...博文館の文芸倶楽部が...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...小石川の博文館に...
林芙美子 「新版 放浪記」
...右遠藤博士の『海産植物学』は明治四十四年(1911)に東京の博文館で発行になった書物だが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...博文館は、講談社と岩波書店とを合併したやうな出版社であつて、雜誌の數も十數種に達してゐた...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...中には博文館(はくぶんかん)の発行した書籍に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...一月八日に保は東京博文館の求(もとめ)に応じて履歴書...
森鴎外 「渋江抽斎」
...博文館から何と返辞があるだろう...
山本周五郎 「青べか日記」
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