例文・使い方一覧でみる「南京虫」の意味

...しかももう今は南京虫に二度と螫（さ）される心配はない... しかももう今は南京虫に二度と螫される心配はないの読み方
芥川龍之介「馬の脚」

...兼（か）ね兼（が）ね恐れていた南京虫に... 兼ね兼ね恐れていた南京虫にの読み方
芥川龍之介「上海游記」

...ちょっと南京虫はいそうなれど... ちょっと南京虫はいそうなれどの読み方
芥川龍之介「北京日記抄」

...＊堺利彦宛・日附不明毎日毎日南京虫に苦しめられるから... ＊堺利彦宛・日附不明毎日毎日南京虫に苦しめられるからの読み方
大杉栄「獄中消息」

...＊この頃はノミと蚊と南京虫とが三位一体になって攻め寄せるので...
大杉栄「獄中消息」

...直ぐと南京虫がちくちく螫（さ）しに来るので... 直ぐと南京虫がちくちく螫しに来るのでの読み方
薄田泣菫「茶話」

...吾ながら愛相がつきまして……」店員は南京虫のやうにそこらの手さげ鞄かシヤツの縫ひ目に潜り込んでしまひたいやうな表情（かほつき）をした...
薄田泣菫「茶話」

...南京虫（なんきんむし）や... 南京虫やの読み方
アントン・チエホフ　Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳「六号室」

...南京虫（なんきんむし）... 南京虫の読み方
アントン・チエホフ　Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳「六号室」

...その卑劣漢で南京虫にすぎないおれのために... その卑劣漢で南京虫にすぎないおれのためにの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...僕は南京虫（ナンキンむし）のようなやつだから... 僕は南京虫のようなやつだからの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...父も母も澄江さんも艶子さんも南京虫に食われないで仕合せだ... 父も母も澄江さんも艶子さんも南京虫に食われないで仕合せだの読み方
夏目漱石「坑夫」

...それよりか南京虫（ナンキンむし）のいない床（とこ）へ這入（はい）りたい... それよりか南京虫のいない床へ這入りたいの読み方
夏目漱石「坑夫」

...南京虫（ナンキンむし）にも食われた... 南京虫にも食われたの読み方
夏目漱石「坑夫」

...前々から兵営内に南京虫が氾濫して兵隊たちが悲鳴をあげているという話を聞かされていた彼は...
平光吾一「戦争医学の汚辱にふれて」

...不図（ふと）太鼓の音が南京虫にくわれて痒（かゆ）い耳についた... 不図太鼓の音が南京虫にくわれて痒い耳についたの読み方
宮本百合子「刻々」

...舞台に大きい張りものの南京虫が出て来るのでした... 舞台に大きい張りものの南京虫が出て来るのでしたの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...修繕して間の無い客堂には予て怖れて居た南京虫も出ず... 修繕して間の無い客堂には予て怖れて居た南京虫も出ずの読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

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