...彼は午后に散歩するのが好きです...
...午后のお茶の時間を楽しみにしています...
...今日は午后から雨が降る予報です...
...午后はまだ暑いですが、夜には涼しくなるでしょう...
...私は午后に映画を見に行く予定です...
...二日目の午后あたりから...
石川欣一 「比島投降記」
...その日の午后、上陸用舟艇は防波堤の外に仮泊していた...
石川欣一 「比島投降記」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...明日の午后(ひる)までだ』と...
大阪圭吉 「死の快走船」
...夕日まぶしい銅像を仰ぐ涸れはてゝ沼底の藻草となつてしまつて波の音たえずしてふる郷遠し波音遠くなり近くなり余命いくばくぞお茶を下さる真黒な手で青島即事・白浪おしよせてくる虫の声十月一日曇、午后は雨、伊比井、田浦といふ家(七〇・中)よう寝られて早う眼が覚めた、音のしないやうに戸を繰つて空を眺める、雨かも知れない、しかし滞留は財布が許さない、九時から十一時まで、そこらあたりを行乞、それから一里半ほど内海(ウチウミ)まで歩く、峠を登ると大海にそうて波の音、波の色がたえず身心にしみいる、内海についたのは一時、二時間ばかり行乞する、間違ひなく降り出したので教へられた家を尋ねて一泊を頼んだが、何とか彼とかいつて要領を得ない(田舎者は、yes no をはつきりいはない)、思ひ切つて濡れて歩むことまた一里半、こゝまで来たが、安宿は満員、教へられてこの家に泊めて貰ふ、この家も近く宿屋を初めるつもりらしい、投込だから木賃よりもだいぶ高い、しかし主人も妻君も深切なのがうれしかつた、何故だか気が滅入りこんでくるので、藷焼酎三杯ひつかけて、ぐつすりと寝てしまつた...
種田山頭火 「行乞記」
...午后、小郡へ、樹明君は来客でゆつくり話せなかつたが、暮羊君から夕飯の御馳走になつた、久し振りの学校飯、おいしかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...午后、物安居士、いく子刀自を訪ふ...
種田山頭火 「旅日記」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...五十日に及びて雨はれず苧だまきを栗のたれはな刺(いが)むすび日はへぬれども止まぬ雨かも午后にいたりて日を見るおぼゝしく降りける雨は青(うまくさ)の立秀(たちほ)の上にはれにけるかも八日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...その日の午后、彼は姪に見送られて汽車に乗つた...
原民喜 「永遠のみどり」
...午后は基町の方へ出掛けて行つた...
原民喜 「永遠のみどり」
...午后一時男に陪乗して敦賀を発し米原で告別して下り列車に乗移つた...
二葉亭四迷 「旅日記」
...六組養蚕実習 第二組(午后イギリス海岸に於(おい)て第三紀偶蹄(ぐうてい)類の足跡(そくせき)標本を採収すべきにより希望者は参加すべし...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...三午后零時(ごごれいじ)五十分午(ひる)の食事(しょくじ)が済(す)んでから...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...九月六日の午后(ごご)六時から...
宮沢賢治 「紫紺染について」
...二人で朝や午后やを匂ひの高い茶をのんだ...
室生犀星 「愛の詩集」
...実よあ おまへは わたしぢやなかつたのかえ暗光ちさい 童女がぬかるみばたで くびをまわす灰色の午后の 暗光止まつた ウオツチ止まつた懐中時計(ウオツチ)...
八木重吉 「秋の瞳」
...◆心理遺伝論附録◆…………各種実例その一 呉一郎の発作顛末――W氏の手記に拠る――第一回の発作◆第一参考呉一郎の談話▼聴取時日大正十三年四月二日午后零時半頃...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索