...さるものありと知られたる『れぷろぼす』と申す剛の者ぢや...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...土地の警察に勤務している剣道の剛の者と噂の高い...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...『鴻臺後記』に據るに、月毛の馬に乘り、母衣かけて、ひとり落ちゆきしに、松田左京進康吉、追ひつき、剛の者なれば、難なく組みふせ、首かゝむとして躊躇す...
大町桂月 「國府臺」
...いづれも酒場の剛の者なり...
大町桂月 「水戸觀梅」
...酒場の最も剛の者の御常連をも降参させるほど根を据えることもありうる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
... 410かくして遂にかの王者自ら先にアカイアの至剛の者を侮りし身の過を悟り得む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アートレ,デース率ゐ來し衆中至剛の者は誰ぞ? 至上の軍馬またいづれ?軍馬の最も優るもの*ペーレースの子のそれなりき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「それでいて剛の者と言うのかね!……じゃあ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さすがの剛の者もそれにはほとほと弱つたが...
中勘助 「銀の匙」
...剛の者がまた変に臆病がるにも及ばない...
中里介山 「法然行伝」
...旧大名中の剛の者といわれて得々としていた...
久生十蘭 「湖畔」
...八人前を平らげるという剛の者だ...
村井弦斎 「食道楽」
...潘璋(はんしょう)という剛の者があった...
吉川英治 「三国志」
...「黄忠ほどの剛の者が...
吉川英治 「三国志」
...――鬼をもひしぐ剛の者も...
吉川英治 「私本太平記」
...甲州の孕石忠弥(はらみいしちゅうや)という剛の者が...
吉川英治 「新書太閤記」
...三年間も勝ちつづけたという剛の者とあって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そのままらしい」「徳川随一の剛の者...
吉川英治 「宮本武蔵」
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