...切抜きをなすったのは...
泉鏡花 「婦系図」
...その切抜きを柳田国男氏におくったところが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...内外新聞の外交に関する事項は細(つぶ)さに究めて切抜きを保存し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
......
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そういったようなデリケートな細工などは一切抜きにして全く荒削りの嘆きの天使ができあがっているようである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...民衆のブルジョア・デモクラシー的発展やその政治的自主独立性の獲得等々という現実的に面倒な問題は一切抜きにして...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...妹の姿だけを切抜き...
豊田三郎 「リラの手紙」
...小さい新聞の切抜きをもって横浜行きの省線に乗った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...小さい新聞の切抜きをもって...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...正月公演に関する新聞切抜きを...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...療養所文芸とか癩文芸とかいふ文字を一切抜きにして...
北條民雄 「独語」
...理屈は一切抜きにしているのさ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それにいろいろな雑誌の切抜きなどの整理(評論のための)新聞のせいり等...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また新聞雑誌に出(い)でたるものは切抜きて貼付(はりつ)けらるるも可なり...
村井弦斎 「食道楽」
...ここに挟んだ切抜きの通り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...羅府新報の切抜きを送ってよこされた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...切抜きの一文を、また切抜いて、掲げさせて貰うと▼「新・平家」を読むことを、同僚のKさんに感づかれてしまい、空便で週刊朝日が入荷すると、御自分が見ない先に、まず私に貸与される...
吉川英治 「随筆 新平家」
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