例文・使い方一覧でみる「切れ長」の意味

...切れ長な大きいその目が... 切れ長な大きいその目がの読み方
徳田秋声「爛」

...細い額に髪がふさ／＼垂れさがつて、頬が脹（ふく）らんでゐるので、ちよつと四角張つたやうな輪廓だが、鼻梁（びりやう）が削（そ）げて、唇が厚手に出来てゐる外は、別に大して手落ちはなかつたし、ぱつちりはしないが、目も切れ長で、感じは悪くなかつた... 細い額に髪がふさ／＼垂れさがつて、頬が脹らんでゐるので、ちよつと四角張つたやうな輪廓だが、鼻梁が削げて、唇が厚手に出来てゐる外は、別に大して手落ちはなかつたし、ぱつちりはしないが、目も切れ長で、感じは悪くなかつたの読み方
徳田秋声「チビの魂」

...切れ長の眼尻には一寸剣があるが... 切れ長の眼尻には一寸剣があるがの読み方
永井荷風「申訳」

...切れ長の眼だった... 切れ長の眼だったの読み方
林不忘「あの顔」

...おっとりと笑いをふくんだ切れ長の眼が... おっとりと笑いをふくんだ切れ長の眼がの読み方
林不忘「あの顔」

...笑いをふくんだ切れ長の眼だった... 笑いをふくんだ切れ長の眼だったの読み方
林不忘「あの顔」

...切れ長の眼をかがやかして... 切れ長の眼をかがやかしての読み方
火野葦平「花と龍」

...なんの呪禁（まじない）？」「魔よけじゃ」「魔がいるの？」「居るよ」「どんな魔？」「気色（きしょく）の悪い魔じゃ」「変なひとねえ」笑っていたお京の切れ長の眼が... なんの呪禁？」「魔よけじゃ」「魔がいるの？」「居るよ」「どんな魔？」「気色の悪い魔じゃ」「変なひとねえ」笑っていたお京の切れ長の眼がの読み方
火野葦平「花と龍」

...切れ長の瞼（まぶた）を見ろ... 切れ長の瞼を見ろの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「謎の四つ指」

...笑を含んだ切れ長の碧い眼と... 笑を含んだ切れ長の碧い眼との読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「トニオ・クレエゲル」

...切れ長な目の目じりのあたりの艶（えん）な所などはよく柏木（かしわぎ）に似ていると思われた... 切れ長な目の目じりのあたりの艶な所などはよく柏木に似ていると思われたの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...切れ長で眦（まなじり）のあがった特徴のある眼で... 切れ長で眦のあがった特徴のある眼での読み方
山川方夫「その一年」

...憂いを含んだような切れ長の細い眼と... 憂いを含んだような切れ長の細い眼との読み方
山本周五郎「五瓣の椿」

...」六十に近い年にしてはまだ頬の皺もあまり見えず、切れ長の眼に、髪も濃い母の顔を矢代は眺め、母に較べて老いこんだ父の白髪を眼に泛べた...
横光利一「旅愁」

...しかし毛虫眉をかぶッた切れ長な眼は細く針のような底光りをかくしていて...
吉川英治「私本太平記」

...切れ長なほそい眼が... 切れ長なほそい眼がの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...かれの切れ長な目が... かれの切れ長な目がの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...魚のように切れ長で... 魚のように切れ長での読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「切れ長」の読みかた

「切れ長」の書き方・書き順