...雄蕋のある花を皆な切り捨てゝ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...雄蕋のある花は切り捨てゝある上に...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...花をむやみに切り捨てたり...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...海軍卿はナイフを取り上げて憎らしい署名のところを切り捨ててしまう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...必ずその箇所を切り捨てなければいけない...
太宰治 「もの思う葦」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...そういう点は切り捨てなければならない...
戸坂潤 「読書法」
...事実に伴なう情操は切り捨てる習慣である...
夏目漱石 「三四郎」
...切り捨てなければならないほど世間が切迫しているのだからしかたがない...
夏目漱石 「三四郎」
...浴衣は秋草を染め出した中形で、なか/\に粹(いき)なものですが、袖を半分から下、刄物で切り捨て、下の方には物凄いほど血が飛沫(しぶ)いてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上手に切り捨てて...
林芙美子 「旅人」
...ぼくは自分のなかから切り捨てることはできない」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...それに反する事実が切り捨てられた派生的言葉の中になお多く存在し続けているということではなかろうか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...約四分の一ほど切り捨てねばならなかった...
平林初之輔 「ヴアン・ダインの作風」
...単に切り捨てたり取り払ったりするだけで秩序ができるものではない...
三木清 「人生論ノート」
...刀を抜いてやにわに犬を切り捨てた...
南方熊楠 「十二支考」
...切り捨ててしまいたく思召すお髪(ぐし)を後ろから前へ引き寄せてごらんになると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ところでこのように肩の動きによって表情するということも「能」の動作が全然切り捨て去ったところである...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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