...沢山ならこれで切り上げるが...
芥川龍之介 「鑑定」
...それをしおに親佐は子供を連れて仙台を切り上げる事になった...
有島武郎 「或る女」
...さっそく長い間の逗子の生活を切り上げる仕度に取りかかった...
橘外男 「逗子物語」
...橋寺が多忙らしいのを察して貞之助もあっさり切り上げるようにしたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」しかし彼は簡単に切り上げることができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうしているうちに百回前後で一きりに切り上げるのを例とした...
中里介山 「生前身後の事」
...対独戦を二カ年早く切り上げることが出来たと英紙は言っている...
中谷宇吉郎 「霧を消す話」
...此の生活を切り上げることにしたのである...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...かえって話頭をこっちで切り上げるようにした...
夏目漱石 「行人」
...「これからまた例の通り出かけなければなりませんから」と切り上げると...
夏目漱石 「門」
...平次はいい加減にして切り上げると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで切り上げる外はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それで切り上げる外はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其處を切り上げると平次は庭へ出て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此れ位にして切り上げるが...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...十二時半切り上げる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この会の人々にも迷惑だろうからいったん切り上げるが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...自然と話を丸く納め切り上げる工夫へ傾きつつ答えていたのだったが...
横光利一 「旅愁」
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