...彼女の歌声は分外に美しかった...
...友人が分外においしいというレストランに誘ってくれた...
...最近は分外に暑い日が続いている...
...会議の議題は分外に多かったため、時間が足りなかった...
...彼は分外に頭が良く、問題をスムーズに解決した...
...あの老木が一度でも分外な涙を流したか...
有島武郎 「星座」
...むしろケタは幾分外れているにせよ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...もしダンスやコーヒーやレコードが学生の本分外ならば...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...特にチャハルは大分外蒙古に近いのだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...日本國の成立せる素因を幾分外界の刺激に歸することさへも不都合とし...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...ある時は三韓また或時は支那という風に大分外国の文化にかぶれた時代もあるでしょうが...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...当分外へ出ては命に拘わるという脅かしようです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うか/\と夜分外へ出るやうな不所存者であつた」大瀧清左衞門は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...分外(ぶんぐわい)の欲(よく)さへ渇(かわ)かねば此上(このうへ)に望(のぞ)みもなし...
樋口一葉 「十三夜」
...分外の慾さへ渇かねば此上に望みもなし...
樋口一葉 「十三夜」
...夜分外出したことはない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夜分外出しないと云う時分で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...人間は職分外の事に手を出すのは好くないなどとつぶやいてゐた...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...「随分外は寒かつたでせう...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...多分外船がもたらしたものであろう...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...外国人が分外(ぶんぐわい)の尊敬を受けるのを慊(あきたら)ぬことに思つた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...随分外(ほか)の領分にも切り込んでゐる...
森鴎外 「魔睡」
...この女がこの紳士を知っているとすれば多分外国……米国で知り合いになったものと考えられるが……...
夢野久作 「暗黒公使」
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