...分け前として貰った金もまたたく間になくして了いました...
江戸川乱歩 「双生児」
...鉱区が売れたのなら分け前よこせというんで...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...少なくとも四十人が分け前をえたがった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...残りの質の悪い分け前がいつでも玉に割り当てられるようになっていた...
寺田寅彦 「子猫」
...もう一方が得たものの分け前にあずかるというもの...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...囚人用のバケツから汲み取られた薄いスープの分け前...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...最初の衝動に由来する勢いと活気の等しい分け前を共にする...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...欲しいものは利益の分け前...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...ちゃんと分け前をもらえば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...その分け前は一度に五十金乃至は百金にも達する程であつたから...
牧野信一 「バラルダ物語」
...あるものの分け前は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼らがその親方のために作るものの価値の中自分の受取る分け前が多くなるのを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...国内で生産されるすべてのものにつき大きな分け前を貧民に永久的に与える唯一の方法である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...分け前がもらへるよ...
村山籌子 「ねずみさんの失敗」
...早く参りませんとあぶらあげの分け前を戴(いただ)かれなくなりますから...
村山籌子 「ねずみさんの失敗」
...決してそこに自分の分け前を主張してはならない」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他日天下の分け前も取らせてやろうと...
吉川英治 「私本太平記」
...みな砂金の分け前にあずかっている者共であることをいわずして自白していた...
吉川英治 「平の将門」
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