...大隈(おおくま)未亡人綾子刀自(あやことじ)が御重体であると新聞紙上で承り...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...刀自の身上に何ら潔白を傷つける次第でもありませんが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その時の道伴れであつた家刀自はもはやない...
竹久夢二 「砂がき」
...刀自さまが転がるように玄関へ出ていらした...
久生十蘭 「だいこん」
...曾能子刀自の記憶する一話とを此に併せ録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今猶曾能子刀自が蔵してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曾能子刀自の記憶してゐる仲間の話がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは尚曾能子刀自に数事を聞いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...良子刀自所蔵の俊が遺文中首尾略(ほゞ)全(まつた)きものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...良子刀自所蔵の雑記に「芸庵君口授」と題して載せてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒門人録は良子刀自所蔵の文書中に存してゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是は良子刀自所蔵の駿藩留守居より辨官に呈した文書に徴して知るべきである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」曾能子刀自が三十八歳にして断髪した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...刀自は壽阿彌の姪(をひ)の事をも少し知つてゐる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...刀自の識つてゐた頃には...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...主な一人は未亡人海間の刀自(とじ)である...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...地方の婦人殊に刀自(とじ)たちは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「何昔がよかろうか」というに炉の向こうにいた家刀自(いえとじ)が「琵琶(びわ)にスルスでも語らねか」と言ったとある...
柳田国男 「雪国の春」
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