...彼は出鱈目な言葉を口にした...
...SNSで出鱈目な噂が広まった...
...出鱈目なアイデアを出しても意味がない...
...計画が出鱈目だったため大失敗した...
...出鱈目な行動を繰り返すと周りから信用されなくなる...
...私は決して出鱈目(でたらめ)を書くんぢやないんですよ...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...出鱈目に足を出すと必ず何本か密生して居る竹の根に引つ掛かる...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...「馬場の出鱈目は有名ですよ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...これはシノニムか」出鱈目(でたらめ)を言いながら起き上ります...
太宰治 「人間失格」
...出鱈目ながら生意気な事を云った...
谷崎潤一郎 「少年」
...けれどもみんな出鱈目(でたらめ)だったんです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...第八シムフォニーよりも第五シムフォニーよりもいわんや非音楽的なあの第九シムフォニーよりもこの第三と第七とが最も好きでありますそこで、私は幾度となく、この曲を聴いたり或いはその解剖をしている間に昔からエロイカに就(つい)て論ぜられて来たこのシムフォニー特有の神秘――換言すれば謎に対して人並みに気になり出して来た次第であります……出鱈目(でたらめ)であるが、その声がすみ、おのずから調子がととのい、それに海の波の至って静かな夕べでしたから、出鱈目の散文が、やはり詩のようになって聞えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとえ金公の出鱈目でも聞いて置くことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の出鱈目(でたらめ)を日本語で唄い終っては...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く君の事も出鱈目(でたらめ)に違(ちが)いない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...女房を迎える暇もないような忙(せわ)しい遊蕩(ゆうとう)――そんな出鱈目(でたらめ)な遊びの揚句は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出鱈目(でたらめ)に作った楽譜の暗号などが...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...まあ出鱈目ですね...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...そこでおれは出鱈目な組合せをつくって...
久生十蘭 「黒い手帳」
...機嫌をそこねると出鱈目(でたらめ)な悪口を書きなぐるんです...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...「ポチ! ポチ!」と出鱈目(でたらめ)の名を呼び立てた...
宮本百合子 「海浜一日」
...人は書く場合も話す場合と同じように出鱈目なものだということも知っているから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あらん限りのヨタや出鱈目(でたらめ)を並べたり...
夢野久作 「近世快人伝」
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