...それは必ずしも作の出来栄えには比例しないのだから...
芥川龍之介 「一番気乗のする時」
...すると大佐は彼の作った弔辞の出来栄えを賞讃した上...
芥川龍之介 「文章」
...さて出来栄えはどんなものですか――...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...思ったよりも立派な出来栄えだったよ」ふすまをあけて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...解決篇の出来栄え如何により...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...作の出来栄えからいつたら...
田山録弥 「三月の創作」
...この遊歩路の出来栄えは申しぶんがないと思い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...こんなに同情に富んだ根本的には出来栄えの至極良好な社会の手によって...
戸坂潤 「社会時評」
...その出来栄えを見て普通の職業的半職業的な作家のものと...
戸坂潤 「読書法」
...作品の出来栄えについては...
豊島与志雄 「小説集「山吹の花」後記」
...この三編の小説の出来栄えに対する批評...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...今夜の出来栄えがそのまま明日の舞台でも再現できたら...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...二作とも出来栄えは別にしても...
牧野信一 「予が本年発表せる創作に就いて」
...併し片側の出来栄えは...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...出来栄え凄く、うたゝ支那といふ国あつての作だと云へよう...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...明治以来の何人も企及することのできぬ出来栄えの確かな傑作であると賞揚した...
山本実彦 「十五年」
...忠利の「松風(まつかぜ)」の出来栄えを賞歎した手翰(しゅかん)であるが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...背筋を駛(はし)るほどの出来栄えだった...
蘭郁二郎 「魔像」
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