...校長が欠席児童の督促に出掛けると言ひ出すと...
石川啄木 「葉書」
...慈善市(バザア)へ出掛ける貴女(レディ)とよりは...
泉鏡花 「婦系図」
...榎本氏は何処へ出掛けるのにも...
薄田泣菫 「茶話」
...芝居の変り目ごとに駕籠(かご)で出掛けるさ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...すっかり紺装束で出掛ける...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...とう/\出掛けるのを廃(よ)して...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...これから出掛けるのだから...
永井荷風 「申訳」
...私は読みかけのシュニッツラー選集を一冊持つて出掛けるのであつた...
中原中也 「その一週間」
...グスタフソンは事件の概略を報告しこれから現場へ出掛ける由を傳へた...
南部修太郎 「死の接吻」
...「こんなに雪が降っても出掛ける?」「うん...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...愈(いよい)よ大阪へ出掛けると日を定(き)めて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...――「何処かへ出掛けるつもりぢやなかつたの?」「…………」周子は...
牧野信一 「毒気」
...信州へ雪見に出掛けるつもりで...
正宗白鳥 「雨」
...矢背(やせ)まで出掛ける熱心熾(さか)んなれど写した所が病猪と気付かず...
南方熊楠 「十二支考」
...それから己たちは大阪の博覧会見物に出掛ける...
村井弦斎 「食道楽」
...すぐ出掛ける用意をして玄関で待った...
室生犀星 「童子」
...どうかすると二人で朝早くから出掛けることがある...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...主人夫婦もおめかしをして寄席(よせ)や珈琲店(キヤツフエ)へ出掛ける...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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