...飛んだ物狂ひに出合うた...
芥川龍之介 「往生絵巻」
...三重子(みえこ)と出合う場所に定(さだ)められている...
芥川龍之介 「早春」
...巡り歩く音楽家に出合う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...北又川が只見川と出合うてから...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...更にそれと知って出合う様子も見えないほど夜は更けていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いても急に出合うような弾力性のではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...春の水が春の海と出合うあたりには...
夏目漱石 「草枕」
...昇るものに出合うと自然に機嫌がよくなる...
夏目漱石 「虞美人草」
...何時(なんじ)に」「三時に停車場(ステーション)で出合うはずになっているんですが」「三時と――今何時か知らん」ぱちりと宗近君の胴衣(チョッキ)の中ほどで音がした...
夏目漱石 「虞美人草」
...私の興味は往来で出合う知りもしない女に向かって多く働くだけであった...
夏目漱石 「こころ」
...この二範疇(はんちゅう)はある点においていっしょに出合うものでしょうが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...そういう出来事に出合うまで...
夏目漱石 「明暗」
...非常に気を遣ったらしい汲取口に出合うと...
火野葦平 「糞尿譚」
...『常山紀談』に黒田長政の厩に虎入り恐れて出合う者なかりしに菅政利と後藤基次これを斬り殺す...
南方熊楠 「十二支考」
...真実の翼が出来て1090出合うと云うことは容易ではない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...真昼さなかに出合うてもゾーッとするのう……ハハハ……これは勿論...
夢野久作 「二重心臓」
...確信も無い事を実際に出来るかのように世間に認めさせたりしなければならぬ場合に数限りなく出合うために...
夢野久作 「鼻の表現」
...驚いて駈け出合う侍たち...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索