...呉公(むかで)を咋ひ破りて唾き出だすとおもほして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...其の最初の目的が決して閣下の内閣を造り出だすに在りと信ずるものに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...當時固より閣下の内閣を造り出だすの目的なかりしのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...巍然一頭地を出だす所以のものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...巍然一頭地を出だす所以のものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...頭髪が抜け鼻血が出だすと大概助からない...
原民喜 「夏の花」
...鼻血が出だすともう助からないといふこともその時耳にした...
原民喜 「星のわななき」
...工商の細事にいたるまでも政府より手を出だすの有様なれば...
福沢諭吉 「学問の独立」
...学問は人を教育して政事家をも陶冶し出だす...
福沢諭吉 「学問の独立」
...焼豆腐の味を思い出だすべきか...
正岡子規 「曙覧の歌」
...似たる者を見出だす能はず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...便(すなわ)ちこれ古池の句を牽(ひ)き出だす所以ならずんばあらず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...余は字引を繰つて普通なる字を片端より抜き出だすなどの方法を取らんよりも...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...殊に怪しきは我が故郷の昔の庭園を思ひ出だす時...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...是非なく紙を差し出だす...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...かの金(かね)をば世に出だすなり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...しかし私に取ってはこの外に策の出だすべきものが無いのである...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
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