...彼女の小説は処女作だそうだ...
...このアーティストの処女作はとても評判が良かった...
...ミュージシャンがデビューするときは、いろいろな意味で処女作だ...
...処女作が良い出来だと、その後の作品も期待される...
...処女作を発表するのは、作者にとって重要なステップである...
...しかし弔辞の処女作には多少の興味を持っていたから...
芥川龍之介 「文章」
...三唖の処女作はかなりに受けた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...処女作『尽用而二分狂言(つかいはたしてにぶきょうげん)』に京伝門人大栄山人と署したは蔽い難い...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...あたかも処女作を発表する場合と同じ疑懼心(ぎくしん)が手伝って...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...処女作の探偵小説『電気風呂の怪死事件』を書いたが...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...子規居士既作の処女作「月の都」を『小日本』紙上に連載...
高浜虚子 「子規居士と余」
...三重吉(みえきち)君をはじめとして今日文壇に名を成している漱石門下の多くの人が大概処女作を『ホトトギス』に発表するようになったのもそのためであった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...いまは私の処女作という事になっている「思い出」という百枚ほどの小説の冒頭は...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...おのれの処女作の評判をはじめて聞く...
太宰治 「猿面冠者」
...この「思い出」が私の処女作という事になっている...
太宰治 「十五年間」
...殆どその処女作と言つても好い『旧友』なども割合によく記憶してゐる...
田山録弥 「正宗君について」
...この処女作の上にくだしたまわらんことを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あなたの処女作でおありだろうと思う...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...処女作「琥珀のパイプ」から...
平林初之輔 「甲賀三郎『琥珀のパイプ』序」
...有名な処女作「二銭銅貨」も読んだかもしれないが...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...処女作は、学生時分――早稲田に居る間――に、二つ書いた...
牧野信一 「あやふやなこと」
...処女作といふわけでもない...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...かくて私の処女作は世間へ出ずに製本されたまま社屋とともに焼けてしまった...
吉川英治 「親鸞」
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