...懸念に処する、これがお桂のこの場合の第一の手段であったが...
泉鏡花 「怨霊借用」
...もっと悧口(りこう)に身を処することが出来る筈なのだ...
梅崎春生 「日の果て」
...次に吭(くび)を斬って死刑に処するのであった...
田中貢太郎 「続黄梁」
...「すべてこの笞刑(ちけい)の後で流刑に処するというやり方は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...徒刑場の首枷は人の知能を死刑に処する...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...召捕って斬(ざん)に処する...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう強味は世に処する上において...
新渡戸稲造 「自警録」
...その疑(うたが)いを処するなかれ...
新渡戸稲造 「自警録」
...人生に処する上にも...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...旧を懐うの人情を以て今に処するの人事を妨ぐ可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...今これに処するに間に合せの方法を執られんとして居らるるようだが...
牧野富太郎 「植物記」
...現代に処する女としての新しい義務は...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...新しい境遇に処するには...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...刑罰に処するか放免するかになるのである...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
...それは始め乱世に処するためのただの用心慎重にすぎなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...幕府の政策にどう対処するかという根本の立場だけは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この時代に処する計策は何としますか」孔明は...
吉川英治 「三国志」
...等しく断罪に処するであろう)と辻々に高札を立て...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??