...人生に処する道を学んだであらうか? しかも胎内を離れるが早いか...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...「エリーザを火あぶりの刑に処する...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...さすがにラザルスを死刑に処することは出来なかったのである...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...おなじ大暴風雨に処する村人の一行と知りながら...
泉鏡花 「遺稿」
...次に吭(くび)を斬って死刑に処するのであった...
田中貢太郎 「続黄梁」
...これに処する根本的対策としては小学校教育ならびに家庭教育において児童の感受性ゆたかなる頭脳に...
寺田寅彦 「火事教育」
...人に処する所以を見れば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...身を処するに巧詐あり世を行くに曲折あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...さらに貴方は混ぜ物処理の問題に対処する意思を表明しているからである...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...之に処するに智恵を要するは無論...
福沢諭吉 「女大学評論」
...多くはこれを死刑に処するものとするものがあるのに較べたならば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ただ人のこれに処する如何というのみ...
南方熊楠 「十二支考」
...そのときどきの戦局に対処するためには...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...わたくしは去つて菅茶山のこれに処する奈何(いかん)を顧みる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そうしてまたこの変化に対処するだけの平生の覚悟が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...幕府の政策にどう対処するかという根本の立場だけは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...現下の時局に処する玄洋社一派の主義主張について色々な質問を受けたり議論を吹っかけられたりしたが...
夢野久作 「近世快人伝」
...此間に処するの苦心は如何ばかりぞ...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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