例文・使い方一覧でみる「冷然」の意味
スポンサーリンク...彼女は冷然とした態度で彼に接した... 
...彼が告白しても、彼女は冷然として返事をしなかった...
...彼は仕事中でも冷静冷然とした表情を崩さない...
...彼は冷静冷然とした判断力を持っている...
...彼女の冷然な態度に、彼ががっかりした...
...」僕は冷然と構えこんだペップに多少反感を感じていましたから...
芥川龍之介 「河童」
...冷然と正義を蹂躪した...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...私は冷然としてお前の惨死を見守ってこそいるだろうが...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...冷然たる醫師は、一二語簡單な挨拶をしながら診察にかゝつた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...帆村は冷然として芝山に訊問を続ける...
海野十三 「地獄の使者」
...冷然とそれを見下ろしている姿だったのです...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...お銀様はそれを冷然として鼻であしらって取合いませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...うんと取りついておやりなさい」お銀様から冷然として言い放されると...
中里介山 「大菩薩峠」
...支店長は冷然として...
夏目漱石 「それから」
...天皇崇峻（すしゅん）が殺されたときに、厩戸は、冷然として、これを眺めていた...
蜷川新 「天皇」
...その結果悶死するのを冷然と眺めて...
牧逸馬 「土から手が」
...一平は冷然として...
三島霜川 「解剖室」
...冷然として皆の動くように動いているが...
三好十郎 「肌の匂い」
...それを冷然と流し目に見た天川呉羽は...
夢野久作 「二重心臓」
...石のように頬を固（こわ）ばらせたまま冷然と眼を閉じている………………………………………………………...
夢野久作 「笑う唖女」
...ただその真下で冷然としている街区にすぎなかったことに気がついた...
横光利一 「上海」
...卑弥呼は石のように冷然として耶馬台（やまと）の王に身をまかせた...
横光利一 「日輪」
...彼のすることを冷然と視（み）ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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