...ヨシ子の頭部を冷やしていた...
犬田卯 「米」
...氷や菜葉や郵便や・氷屋ができて夾竹桃の赤や白や・落ちてきて米つく音の水がながれる・近道のいちはやく山萩の花・水は岩からお盆のそうめん冷やしてある行乞雑感(一)八月十一日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...あるいは熱しまた冷やし...
寺田寅彦 「科学と文学」
...友人と僕は思わず肝を冷やした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...身体を冷やしつつ...
直木三十五 「南国太平記」
...馬方がヒヤリと肝を冷やして...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち五十八度ないし六十二度の範囲内まで冷やした海水というふうに...
中谷宇吉郎 「異魚」
...静かに冷やしてやると...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...無花果(いちじく)の繁れる青き葉陰にはナイルの泥(つち)の(ほのお)の舌(した)を冷やしたる毒蛇(どくだ)を...
夏目漱石 「虞美人草」
...清が頭を冷やしているうち...
夏目漱石 「門」
...冷や冷やしているんだ」「まア」とお静...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死ぬほど胆を冷やして狼狽(うろた)えまわったが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...時折くちびるを冷やしていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...さも胆(きも)を冷やしたように絶叫をもらし...
吉川英治 「新書太閤記」
...水に浸(つ)けて冷やしているのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...「脚を冷やしてやれ」宗清は...
吉川英治 「源頼朝」
...「さア事だ」物に動じない吉次も胆(きも)を冷やしたらしい...
吉川英治 「源頼朝」
...兎もあれ麦酒を一二本冷やして呉れといふと...
若山牧水 「岬の端」
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