...其玉杯緑酒と共に重じたる無意味なる礼儀三千を縦横に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...何日か經つて其の歌の中の何首かが新聞に載つた...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...其処は鱈のうんととれる処だが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...飯を食ふことなどの問題は其後に決すべき問題だと思つてゐた...
高濱虚子 「俳諧師」
...千代はきっと云って其処へ倒れてしまった...
田中貢太郎 「風呂供養の話」
...其軍の 690多數の命を奪ふべく勇み躍りて進み行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其の前途知るべきのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ともかく其の渉覽せる萬卷の書中より...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...其の他の書法に關することは...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...支那の氏族制度と云ふものは遠く既に三代以後其の跡を絶つて仕舞つたから...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...然(しか)し其(そ)の薪(たきゞ)の缺乏(けつばふ)から自然(しぜん)にかういふ砂(すな)の中(なか)に洪水(こうずゐ)が齎(もたら)した木片(もくへん)の埋(うづ)まつて居(ゐ)るのを知(し)つて之(これ)を求(もと)めて居(ゐ)るのだといふことは彼(かれ)は始(はじ)めて見(み)て始(はじ)めて知(し)つた...
長塚節 「土」
...其時(そのとき)宗助(そうすけ)は厭(いや)なのを我慢(がまん)して...
夏目漱石 「門」
...其處から念入りに通ひ路を調べ始めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...耳をすまして聞いて見れば何程其の通り...
槇村浩 「鶴と鶯」
...其男女をして鶴と共に冢の門に入らしめ機を發して掩殺した...
南方熊楠 「人柱の話」
...あなたに其那スポーツは体の弱っているときにするべきでない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...滿は其(その)儘向側(むかふがは)の畑尾の傍へ行つてしまつた...
與謝野晶子 「帰つてから」
...其(その)男はカイアエ君であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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