...兎にも角にも心の底に強い頼みが出来た...
石川啄木 「鳥影」
...兎にも角にも心の底に強い頼みが出來た...
石川啄木 「鳥影」
...〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜兎にも角にも...
石川啄木 「弓町より」
...兎にも角にも関白やその一族たちの非業(ひごう)な殺され方に同情を寄せ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...兎にも角にもさういふ家に住まはれる身になつたかの女の幸福を喜んだりした...
田山花袋 「道綱の母」
...もう一日捨てゝおいたらとてもよりつからぬといふので隣近所と「イヒドリ」をして兎にも角にも一日に摘みあげる手筈をした...
長塚節 「芋掘り」
...まあゆつくり休息して行けといふので兎にも角にも草鞋をとつてあがる...
長塚節 「佐渡が島」
...然し兎にも角にも昨日の浦を見おろしながら美人と噺をした...
長塚節 「佐渡が島」
...檢屍の濟まぬ死體は、まだ家の中へ入れるわけには行きませんが、兎にも角にも、松五郎を家の中へ押し込め、人心地もないほど興奮する新助は、茂七を付けて寮へ引取らせ、直ぐ樣親の喜兵衞に來るやうにと、日本橋の相模屋(さがみや)まで使の者を出させました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎にも角にも小僧を走らせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎にも角にも、昨日半日寢込んだといふ、番頭の喜八の部屋を見せて貰ひましたが、これは一方口で、脱け出すやうな筈も無く、拔け出したところで、此處から飛鳥山まで飛んで待つて、虚無僧に化けて主人を殺すにしては、喜八は少し年を取過ぎて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は、兎にも角にも、宥(なだ)め勵まして引揚げる外はなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その仕度が大變な騷ぎでしたが、兎にも角にも、三艘(ざう)の花見船が兩國から漕ぎ出したのは、よく晴れた三月の或日、白い眼で見られ乍らも、ガラツ八の八五郎は、萬兵衞に頼んで親船に乘ることになりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎にも角にも筋になります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎にも角にも、後の世の歌麿、清長、豐國にもない、それは不思議な嬌態で、等身大の極彩色の美女が六人、滿身の媚(こび)を傾(かたむ)け、その魅力を鬪はせ、前から後ろからくね/\と觀る者に呼びかけるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎にも角にも親分のところへ持つて來たのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎にも角にも大したものですぜ親分」「それ丈けのものを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎にも角にも我々の頭を某の時代...
山本周五郎 「青べか日記」
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