例文・使い方一覧でみる「先頃」の意味
スポンサーリンク...先頃、新しいスマートフォンを買いました... 
...先頃の地震で、家が少し揺れた...
...先頃の出来事を思い出して、心がざわつく...
...先頃の取引で、大きな利益を得た...
...先頃来、彼は元気がない様子だ...
...先頃、私の所へ南米ペルー国から来客がありまして、同国産の桃の缶詰を土産にくれました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...先頃私の関係深い早稲田大学の五十年記念式の際に...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...なるべくならば少しの行程も水路をゆきたいのであるが、先頃來、山の上から眺めてゐる堅田の町に入つてみるのも旅の一興であると早速心を取り直して俥のある處までまた七八町の道を無駄足して下坂本の濱から俥に乘つた...
近松秋江 「湖光島影」
...麻雀も可成り好きで先頃四段をもらつたが...
南部修太郎 「自分のこと」
...夜鷹（よたか）と辻斬が名所で、つい先頃までの、櫛比（しつぴ）する古着屋などがあるわけもなく、空地と少しばかりの屋敷と豐島町寄りになつて、いくらか町家があつたに過ぎません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして先頃赤しおで真珠をやられたとき東京の支配人に打った電文は「アスカラテンコウツカエ」でした由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...先頃は新様封皮（しんやうほうひ）沢山に御恵被下...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...先頃もフランスで誰やらが...
森鴎外 「蛇」
...「先頃からお味方は...
吉川英治 「黒田如水」
...先頃、曹操から、密書をもって云いよこしたことばには、呂布を討つ機会は、実に今をおいてはない...
吉川英治 「三国志」
...こうしているのも束（つか）の間（ま）、どれ、きょうは一日、母上の側で遊ぼうか」「わたくしからもお願いいたしまする」と、寧子（ねね）は、良人の気を迎えて、にこやかに誘いながら、「それと、先頃、御郷里の中村から、御親類のおえつさまというお方が、幼い者をつれて、御老母様を頼ってお越しなされておりまする」「中村のおえつと？」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
...なぜならば、木下隊には、先頃、長亭軒の城や苅安城――その他、諸所で収容した降参人がたくさん混（ま）じっているからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...先頃の安土（あづち）が初めてのこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...「先頃、かろい風邪（かぜ）気味ではありましたが、生来強健のほうでべつにこれという病（やまい）も覚えませんが」「いや、そうもいえない」道三は、自家の医学と体験の権威をもって、それを否定した...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひいてはまた、先頃、秀吉の許へ使いした石川数正個人にまでも、へんな眼が向けられて、（数正どのには、だいぶ筑前に頭をなでられて、お帰りじゃそうな）などと専（もっぱ）らいわれていたところへ、やがて秀吉の答礼として、津田左馬允（さまのすけ）が来た折は、他の重臣に訪礼はなかったにかかわらず、ひとり石川数正の私邸だけには訪れて、音物（いんもつ）を伝えたということなどからして、数正はよけいに、痛くもない腹をさぐられ勝ちであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...李逵（りき）の手引きで先頃入った武岡鎮（ぶこうちん）の鍛冶屋銭豹子（せんびょうし）の湯隆（とうりゅう）じゃないか」「へい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先頃から武力は準備しているというのである...
吉川英治 「平の将門」
...先頃は新蔵に無断で隅田河原で小次郎と出会い...
吉川英治 「宮本武蔵」
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