...先決問題は解決しないと、計画が進まない...
...この案件の先決問題は予算の確保だ...
...資金調達が先決問題だ...
...これから進めるための先決問題はスタッフの確保である...
...先決問題がなくなると、プロジェクトは円滑に進む...
...まず先決問題としては立法の基礎となるべき草案をあらかじめ我々の手によつて練り上げておくことであり...
伊丹万作 「著作権の問題」
...その先決問題として...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...日本の文化を根本的に革新するには先ず人種を改造するが先決問題であるというが博士の論旨で...
内田魯庵 「四十年前」
...先決問題と考へる地主さんのはうの意向は...
小穴隆一 「二つの繪」
...騎手をどう考へるかが先決問題だ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...一人前(ひとりまへ)に自分の口を糊(のり)することが先決問題かと被存候(ぞんぜられさふらふ)...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...もっと一般的な先決問題であるが...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...上品というのが客観的に何を意味するかを決める方が先決問題である...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...それならばどうすればよいかといえば、まず何より責任者をつくることが、先決問題である...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...先決問題が解決しにくくなる」「だって御金が山のようにあったって...
夏目漱石 「虞美人草」
...矢っ張り結婚が先決問題として出(で)て来た...
夏目漱石 「それから」
...その方が先決問題でなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...それの方が先決問題だというような顔つきできいた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...それほど重大な先決問題じゃないではありませんか...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...目的論より離船の方法を考えるほうが先決問題になった...
久生十蘭 「ノア」
...宰相中将は六位であったことを譏(そし)った雲井の雁の乳母(めのと)たちに対して納言(なごん)の地位に上ることが先決問題だと信じていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それを明らかにしてかかるのが先決問題で...
柳田国男 「年中行事覚書」
...これが先決問題だ……蒙昧であるかないかは……」なにか議論をしているらしい...
山本周五郎 「新潮記」
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