例文・使い方一覧でみる「元通り」の意味

...何食わぬ顔で元通り郵便受けに投げ入れ... 何食わぬ顔で元通り郵便受けに投げ入れの読み方
梅崎春生「ボロ家の春秋」

...引裂かれた黒布を元通り顔の前に垂れると... 引裂かれた黒布を元通り顔の前に垂れるとの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...入口の鉄の蓋を元通りにして... 入口の鉄の蓋を元通りにしての読み方
江戸川乱歩「吸血鬼」

...元通り引出しにおさめた... 元通り引出しにおさめたの読み方
江戸川乱歩「黒蜥蜴」

...一つ一つ調べては元通りにして... 一つ一つ調べては元通りにしての読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...やっぱり元通りに愛してくれた... やっぱり元通りに愛してくれたの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「犬を連れた奥さん」

...掘り起した黒土を元通り直しにかかった... 掘り起した黒土を元通り直しにかかったの読み方
豊島与志雄「古井戸」

...元通り掘ってしまえば... 元通り掘ってしまえばの読み方
豊島与志雄「古井戸」

...――つまり元通り元気になったのでした... ――つまり元通り元気になったのでしたの読み方
トルストイ　Tolstoi 菊池寛訳「イワンの馬鹿」

...――どうかして元通りの御交際（おつきあい）は願えないものでしょうか」健三はちょっと返答に窮した... ――どうかして元通りの御交際は願えないものでしょうか」健三はちょっと返答に窮したの読み方
夏目漱石「道草」

...元通りの位置に復（もど）した... 元通りの位置に復したの読み方
夏目漱石「明暗」

...元通り結んで置いた――恐しく落着いた娘だが... 元通り結んで置いた――恐しく落着いた娘だがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...ベルさんのお鼻をひつかきましたお猫（ねこ）さんとお黒（くろ）さんは毛がちやんと元通りに生へそろつたので... ベルさんのお鼻をひつかきましたお猫さんとお黒さんは毛がちやんと元通りに生へそろつたのでの読み方
村山籌子「お猫さん」

...魚はまた元通りに立ち直り... 魚はまた元通りに立ち直りの読み方
アーネスト・ヘミングウェイ　Ernest Hemingway 石波杏訳　Kyo Ishinami 「老人と海」

...元通りにしないのですか」「ええ... 元通りにしないのですか」「ええの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「王冠の重み」

...部屋を元通りにした... 部屋を元通りにしたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「謎の四つ指」

...今でこそ赤坂の花柳街も殆（ほとん）ど元通りに待合など建ちそろつたが... 今でこそ赤坂の花柳街も殆ど元通りに待合など建ちそろつたがの読み方
宮地嘉六「老残」

...すべて元通りに？　いいえ... すべて元通りに？　いいえの読み方
宮本百合子「「インガ」」

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