...良工が細工物でもするように楽しみながら元気よく朝化粧を終えた...
有島武郎 「或る女」
...元気よく内外(うちそと)の人と世間話もする...
伊藤左千夫 「春の潮」
...かれ等は元気よく先へ先へと歩いた...
田山録弥 「父親」
...「ポルカ」「ガロツプ」「ランセース」いづれもさら/\と元気よく...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...彼らは元気よく話しだした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつまでも元気よく生きている...
豊島与志雄 「非情の愛」
...彼女も小指を差出して元気よく打振る...
豊島与志雄 「慾」
...月曜の朝まだ暗いうちに「行ってきます」と元気よく出て行く...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...一同みな焚火にあたりながら元気よく談笑している...
中里介山 「大菩薩峠」
...なかなか元気よく議論したある青年があった...
新渡戸稲造 「自警録」
...青年たちは元気よく答へ...
原民喜 「壊滅の序曲」
...その朝ホテリングは、例もの補祭(デイコン)らしい威厳と愛嬌をもって、そして、前に言ったように長老職(エルダシップ)に選ばれる日なので、元気よく、教会に現れたのだった...
牧逸馬 「双面獣」
...出来るだけ快活さうに元気よく歩きました...
牧野信一 「美智子と歯痛」
...元気よく先に立ってかけこんだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それから元気よく口笛を吹きながらパン屋へ寄ってパンの塊を一つと角砂糖を一袋買ひますと一目散に走りだしました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そうして一方は元気よく...
夢野久作 「戦場」
...組んでいた腕をほどいて元気よくうなずきながら...
夢野久作 「人の顔」
...お気づかいなく」と元気よく返辞した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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