...我等は此のやうな惡の隱蔽をも猶僞善と呼ばなければならないであらうか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...年少の諸友に告げよう――僞善とは極めてシヨツキングな言葉である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...憐むと云ふのは無用だ僞りだと云ふ意味のことを云つてゐるのだつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...虚僞なる者空虚なる者を賤む公憤の性質を帶びてゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...嘘と僞りの奴とて掠め奪わん欲望に廉恥を忘れしときのことなり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...僞はりの辯解などするつもりはない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠はそれを刹那主義で發揮するのを歐米の僞文明國に對しても憚(はばか)らないのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...壓制(あつせい)、僞善(ぎぜん)、醜行(しうかう)を逞(たくまし)うして、以(も)つて是(これ)を紛(まぎ)らしてゐる...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...虚僞(きよぎ)に對(たい)しては憤懣(ふんまん)を以(もつ)て...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...――『アートレ,デーよ僞りそ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...伯は人の隱微を讀み、敵の弱點を指し、世の情僞を察し、事の利害を斷し、理の是非、機の先後を判ずるに於て、電光の暗室を照らすが如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...僞りのない本音さ...
豊島与志雄 「自由人」
...僞證するなかれだよ」「そうじゃねえ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...飛んだ喰はせ者の僞裝(ぎさう)になつて居ることを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「冠兵衞の僞手紙を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの僞のお百姓はお時に仇(あだ)をする氣だつたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小さい時からの習慣でこの神聖と云ふ僞物を怖れてはゐなかつたけれども...
林芙美子 「雪の町」
...僞造團の粗製濫造ぶりもわかるのだが...
吉川英治 「折々の記」
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