...されば夫人が座の傍(かたわら)...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...順ぐりに同じ切れをいぢつては行く樣子を傍觀してゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その傍(ほとり)には黒衣めが...
巌谷小波 「こがね丸」
...さっきから二人の傍(そば)に立って爆発現場(ばくはつげんじょう)を見まわしていた正太少年は...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...(傍白)大統領のやつ...
海野十三 「諜報中継局」
...つと私の傍をすりぬけて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...老婆は秀英の傍へぴったり寄って往った...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...かれは何方(どちら)かと言へば狭い一室の卓(テイブル)の傍(かたはら)にある椅子に腰を下(おろ)して...
田山録弥 「犬」
...道傍(みちばた)の青草原に...
徳田秋声 「縮図」
...(傍人に見えるのは差支へないとして)自分に意識されて立派とは思へない...
中島敦 「かめれおん日記」
...傍ら西洋古家具骨董商を営んでおるのでございまして...
久生十蘭 「金狼」
...彼が傍(かたわ)らにいることがどんなに心強いか――それを考えていたのである...
本庄陸男 「石狩川」
...それを婆々様が甚だ喜ばれるのを始終傍に居つて見て居たために...
正岡子規 「病牀六尺」
...傍で泣いて居た勝坊...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...三重子は傍にゐなかつた...
横光利一 「悲しめる顔」
...彼と知人たちの会話の途切れる隙を見て傍へよっていった...
横光利一 「旅愁」
...由吉と外交官の速水は傍で国際情勢の談をしていた...
横光利一 「旅愁」
...人垣を作りながら傍観(ぼうかん)していた仲間の一人を...
吉川英治 「死んだ千鳥」
便利!手書き漢字入力検索
