...我等は肉体を健全にして死から救ふ為めにあらん限りの衛生を行はう...
有島武郎 「運命と人」
...これから見るとずっと健全に発達していた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...民衆の政治意識が健全に発育すれば...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...国家は健全に発達するに相違ない...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...実は健全に進行するかどうかの見通しは未だつきませんでしたし...
豊島与志雄 「乾杯」
...人の魂を培(つちか)い、奇蹟に対抗して神秘を護(まも)り、不可解を尊んで不条理を排し、説明し難いものについてはただ必要なるもののみを許容し、信仰を健全にし、宗教の上より迷信を除くこと、すなわち神より害虫を駆除することである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あらゆる水路を消毒し健全にした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は健全に生きていながら...
夏目漱石 「それから」
...坐(すわ)って居っては何(ど)うしても健全になれない...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...けれども局部は前日よりは健全になっていた...
夏目漱石 「明暗」
...理想! と称びかへるまで健全になり得なかつた...
牧野信一 「熱い風」
...どちらがより健全に...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...この不健全にいり組んだ家庭内の局面に対しては...
「おもかげ」
...そして健全に考えるようになることを望むものである」「十分に満足するまで性的に行動することは出来なくとも...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...日常性というものを健全に把握せずそこへ足を漬けている人はすこし作品が調子にのってつづけて出ると忽ち下らない日常の描写になってしまうのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今日婦人の作家が健全に成長し得ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...健全にしかしその意識の栓をぬいて溢れさすためです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...健全に發達し呼吸しつづけて行くためには‥‥何といつたらいいかな...
吉川英治 「折々の記」
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