...性の殊別は生殖の結果を健全にし確固たらしめんがために自然が案出した妙算であるのは疑うべき余地のないことだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...民衆の政治意識が健全に発育すれば...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...利害の大関係ある余の自国に関する余の観念は他国人のこの国に対する観念よりも健全にして確実なりと信ずるは決して自身を賞揚するのはなはだしきものというべからざるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...実はもっと健全に理解している...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...国防を充分に産業も充分にそしてそれにも拘らず財政は健全に...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...議會若し健全にして良心に富み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...実は健全に進行するかどうかの見通しは未だつきませんでしたし...
豊島与志雄 「乾杯」
...坐(すわ)って居っては何(ど)うしても健全になれない...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...最も大切な所は思想を健全にするということで...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...健全に、活々(いきいき)した生命を養はなきやなりますまい...
平出修 「計画」
...理想! と称びかへるまで健全になり得なかつた...
牧野信一 「熱い風」
...そして健全に考えるようになることを望むものである」「十分に満足するまで性的に行動することは出来なくとも...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...日常性というものを健全に把握せずそこへ足を漬けている人はすこし作品が調子にのってつづけて出ると忽ち下らない日常の描写になってしまうのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...健全にしかしその意識の栓をぬいて溢れさすためです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本当に生活は却って不健全になると思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...健全に歩んで行って呉れることは...
三好十郎 「俳優への手紙」
...もし工藝の世界を健全に発達させようとするなら...
柳宗悦 「民藝四十年」
...果して健全に発達しつつあるであろうか...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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