...我等は肉体を健全にして死から救ふ為めにあらん限りの衛生を行はう...
有島武郎 「運命と人」
...小児は健全に成育して...
高木敏雄 「比較神話学」
...従って哲学が健全に育つ環境は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...国防を充分に産業も充分にそしてそれにも拘らず財政は健全に...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...健全に溌溂と酔っ払う者は至って少い...
豊島与志雄 「別れの辞」
...多分頭が少し健全になつたのだらうと安心した...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...彼は健全に生きていながら...
夏目漱石 「それから」
...けれども局部は前日よりは健全になっていた...
夏目漱石 「明暗」
...最も大切な所は思想を健全にするということで...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...清らかに健全に素朴に力強く神を求め...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...この一本が今私の庭に健全に成長している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...十二年の歳月は甚(はなは)だ短きにもあらず『日本』はいよいよ健全にして我は空しく足なへとぞなりける...
正岡子規 「墨汁一滴」
...今日婦人の作家が健全に成長し得ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これまでのどの小説もなかった一つの主題を最も健全に扱っていると信じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こんな空気は健全にされるものではありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...より健全に仕事がして行ける――即ち芸術面でも経営面でも無理なく一歩々々とより高い方へ近づいて行ける事だからだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...健全に發達し呼吸しつづけて行くためには‥‥何といつたらいいかな...
吉川英治 「折々の記」
...文化の健全に華をそえ...
吉川英治 「三国志」
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