...他人が健やかなるよう...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...健やかな気魄をぢかに自分の心に感じないではゐられまい...
薄田泣菫 「独楽園」
...更に又健やかにして凛々の 515勇を奮ふを喜べり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...健やかなるも病み...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...あまりに健やかであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今では以前の美しさも健やかさも恢復した喜びに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...健やかに今様(いまやう)を歌ひ出で給ふ...
福田英子 「母となる」
...もうジヤムパアを脱ぎ捨てゝゐる娘の露はな腕と健やかな脚が...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...健やかな出発をしなければならない――と私が提言して...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...悲しい失意に傷ついた心を凝つと労(いたは)つて再び健やかな明るい心に癒すには大きな忍耐が必要です...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...今日ハ手ヲ取リ語レドモ 明日ハ雲井ノヨソノ空 行クモ留ルモ國ノタメ 勇ミ進ミテ行ケヨ君――と合唱する聞くだに健やかな血の湧き立つ軍歌が響いた...
牧野信一 「緑の軍港」
...常住の健やかさを...
牧野信一 「〔モダン紳士十誡〕」
...猴が躁(さわ)ぐと馬用心して気が張る故健やかだと聞いたが...
南方熊楠 「十二支考」
...大人が、あなたがたの生きかたを眺めたとき、かつては自分たちも、あのように濁りない瞳、あのように真直な心とをもっていたのだと感動をもって思いかえし、一刻なりとも素直な心をとり戻すように、其位健やかに、熱心に、よく生きようと励んで下さい...
宮本百合子 「美しく豊な生活へ」
...文化の健やかさであるというわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかも生きていられ健やかであった...
室生犀星 「津の国人」
...新しく健やかに変る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...公務多端で……どうも」寧子は、門の中へ、半分かくれかけたが、もう彼が挨拶しているので、余儀なく、「いつも、お健やかで、何よりでございます」しとやかに頭を下げた...
吉川英治 「新書太閤記」
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