...信心深い柔かな胸の上におまへは寢てゐる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...「かかる言葉は」と調書はいう「信心深い耳には冒涜的に...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...信心深い田舎の人々が代る代るきまって毎月米や野菜を持ってきて...
小泉八雲 田部隆次訳 「常識」
...信心深い老夫妻のお世話になることになつたのである...
種田山頭火 「行乞記」
...子供の時分に私の隣家に信心深い老人がいた...
寺田寅彦 「芝刈り」
...ほんの十分間だけじゃが」三 信心深い女たち外囲いの塀に建て増しをした木造の回廊の下には...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ブラウン夫人は買い物や信心深い仕事におもむいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...伯母さんは毎朝仏様へお供物をあげる時に――それは信心深い伯母さんの幸福な役目であつた...
中勘助 「銀の匙」
...信心深い山伏か道者たちだったから...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...この本の準備に信心深いヒゼキア王も援助したと言われている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...「信心深いお前の両親が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...彼はひよつと誰か信心深い貴族でも来あはせて一杯振舞つて呉れるまで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...好運のうちにあるときの方がずっと信心深い(これはクセノフォン*の教えにかなっているがその理由はちがう)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...概して風習に信心深いところが見受けられます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...信心深い時代には...
柳宗悦 「民藝四十年」
...信心深い老人があって...
柳田國男 「日本の伝説」
...鈴木所兵衛という、信心深い盲人が、彼に教えられて天に祷(いの)り、目が開いたという奇跡もあった...
柳田国男 「山の人生」
...謙遜で信心深いことは練習生以上である...
和辻哲郎 「鎖国」
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