例文・使い方一覧でみる「係り」の意味

...彼とは係りなしに話しているのに... 彼とは係りなしに話しているのにの読み方
伊藤野枝「ある男の堕落」

...例へば、養育係りの蜂が、幼虫の食物の世話をして彼方此方を歩いてゐるうちにか、或は蜜蝋蜂が一生懸命に自分の体をこすつて蜜蝋を引き出して家を建てはじめてゐるうちに、雄蜂を逐ひ出す隠謀が出来てゐる...
アンリイ・ファブル　Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳「科学の不思議」

...したがって貸出係りも... したがって貸出係りもの読み方
梅崎春生「Ｓの背中」

...実家はそれに係り合う権利がなかったでもあろう... 実家はそれに係り合う権利がなかったでもあろうの読み方
谷崎潤一郎「吉野葛」

...「僕は経済方面の係りだが... 「僕は経済方面の係りだがの読み方
夏目漱石「それから」

...「その係り役人ならば... 「その係り役人ならばの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...この三年間お小夜に係り合った人間を調べ上げてみるがいい... この三年間お小夜に係り合った人間を調べ上げてみるがいいの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「一應係り合ひの者に會つて見たいが――」ガラツ八は諦め兼ねました...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...まかり間違えば係りの者は... まかり間違えば係りの者はの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...『農奴係りはここじゃありません... 『農奴係りはここじゃありませんの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...そうすると楽屋係りはしばらく会えないと答えるはずだ... そうすると楽屋係りはしばらく会えないと答えるはずだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部秘話」

...不図炊事係りの私の妻が気附くと... 不図炊事係りの私の妻が気附くとの読み方
牧野信一「川を遡りて」

...内務省の係りの役人のところへ... 内務省の係りの役人のところへの読み方
宮本百合子「ある回想から」

...夜になると新聞社の発送係りに出た... 夜になると新聞社の発送係りに出たの読み方
三好十郎「疵だらけのお秋（四幕）」

...賑かだこと」戸籍係りの飯塚時二郎が硝子戸を鳴らして入ってきた...
矢田津世子「凍雲」

...係りの女性さんが云った... 係りの女性さんが云ったの読み方
山之口貘「貧乏を売る」

...定っている係りの女中のほかは... 定っている係りの女中のほかはの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...余興係りを命じては――」というようなことから... 余興係りを命じては――」というようなことからの読み方
吉川英治「松のや露八」

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