...第三節 満州国の責務ソ連が東亜連盟を侵す径路は三つある...
石原莞爾 「戦争史大観」
...塵垢(じんこう)の爪に盈(み)つる蟻虱(ぎしつ)の膚を侵すもいまだ我正気に敵するに足らず」と勇みつつ幽廬(ゆうろ)の中に沈吟せし藤田東湖を思え...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...わが国が太青洋を侵す意志がないとの秘密電話を...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...すなわち洪水は沿岸の農作物を侵すが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...脳をも侵す病気や...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...ワルトハウスの侵すべからざる品位を忘れたかのようだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あたかも外寇(がいこう)が地理上の国境を侵すと同じである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あなたの方から兵を遣はして我國を侵すといふことがあつても...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...仮りにもこの本家の株を侵すようなものが現われた日には...
中里介山 「大菩薩峠」
...天皇は「神聖にして侵すべからず」というようなものではない...
蜷川新 「天皇」
...天皇は「神聖にして侵すべからず」というような地位のものではない...
蜷川新 「天皇」
...天皇は神聖にして侵すべからずといつたものよりも...
蜷川新 「天皇」
...侵すことのできない永久の權利として信託されたものである...
日本国 「日本國憲法」
...かつて虎が人を侵すをプレ神(ミスルトー)寄生の枝もて追い払うた...
南方熊楠 「十二支考」
...あなた及びあなたの周囲の人々を侵すのを妨げる**ことで御座いましょう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また首を捻じられるからと少しでも侵す者は無いそうだ...
柳田国男 「山の人生」
...山の人の境を侵すときに...
柳田国男 「山の人生」
...また地境を侵す心配は充分にあると思う...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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