...三浦の身にとって三考にも四考にも価する事ですから...
芥川龍之介 「開化の良人」
...不幸にも日本人は罵殺するのに価するほど...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...一枚が万金以上に価する...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...之は自他を公正卒直に評価する風習に貢献するだろう...
戸坂潤 「読書法」
...私は比較にならぬほど高く評価する...
豊島与志雄 「常識」
...永劫(えいごう)に価するといなとを問うことなし」という句が目についた...
夏目漱石 「三四郎」
...やをら瞠目に価するものに出会はなかつたと云つて短気な言葉を投出す要はなからうと思ふ...
牧野信一 「浪曼的時評」
...論議に価する綱領を示した...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...例えば茶道で茶わんを評価するのに五つの要点があってどうでもそれにかなわなければならない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこまで歴史のなかの人間を評価する力はないところが面白い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...羨望に価する者よ! ただ...
三好達治 「測量船」
...)実に驚歎に価する...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...これらの学芸が価する以上に時間を費やしていること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...翁の実力を直接に評価する参考材料としてはこの逸話がたった一つ残っているきりである...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その辺の事は大いに研究に価する...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...彼は補助貨は減価しそうにもないが本位貨は減価すると考えている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...また為ないということも道をもって為ないのでなければ非難に価することを言ったのであろう...
和辻哲郎 「孔子」
...――けれども果たして私はその軽蔑に価するふるまいをしないだろうか...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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