...然しそれ等が成功に価する唯一の芸術品である...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...その彼等の心情は憫笑に価するけれども私は世間の人が気にする程戸別訪問の価値も認めないし...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年五月号)」
...死刑に価する叛逆の術策では極めて老獪である...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...之は自他を公正卒直に評価する風習に貢献するだろう...
戸坂潤 「読書法」
...実践的模写説は真理認識に於ける実践の役割を評価する点に於て...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...この幸福に価する人々は...
ボードレール 富永太郎訳 「人工天国」
...生に価するものを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...言い換えればプチ・シャトーの貴婦人達[63]を評価する風潮が始まっていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その位この歌の値打ちを私は高く評価するものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...普通の小説と別のテクニックを必要とするのであって普通の小説をはかるものさしで探偵小説を評価するのは間違っているということになる...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...酒通の友人美浦君の言に依ると此家の生烏賊の何だつたかは推賞に価する逸品の由であるが...
牧野信一 「日本橋」
...鴎外はそれと正面から争うことに芸術家としての気稟を評価するたちではなかった...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...(a)もし我々を我々の行為行動によって評価するならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...述べるに価するだけの仕事をしたからというのではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...賞讃に価する所置であったが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...単に容貌を見ただけで相手を評価するのが大間違いである事は...
夢野久作 「暗黒公使」
...では「孔子世家」というものはそれほど信用に価するものであろうか...
和辻哲郎 「孔子」
...それらは確かに強い詠嘆に価する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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