...唯この「包容力の大きい」と云ふことは古来の詩人を評価する上に余り重大視されてゐはしないであらうか? ボオドレエルやラムボオを大詩人とする一群はユウゴオの上に円光をかけない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...真に評価する為には...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...相手の各局所を評価するのに鋭利だった...
豊島与志雄 「理想の女」
...研究に価する交渉は男女(なんにょ)の間に起り得るものでないと主張するほど彼は理論家ではなかったが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...だんだんと道徳が崩(くず)れてくるとそれを評価する眼が違ってきます...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...他を評価するのでも形骸以外に渉(わた)らんのは厄介である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「君たちのはじめてのほめるのに価する仕事だね」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...史的唯物論による文学史の改造を決して低く評価するものではない...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...その面白さ讚嘆に価するわい...
牧野信一 「馬上の春」
...記述に価するほどはっきりした習慣や行状の特殊性に求めてみても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...例えば茶道で茶わんを評価するのに五つの要点があってどうでもそれにかなわなければならない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大きな感嘆に価するものを何一つ知らないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...述べるに価するだけの仕事をしたからというのではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その辺の事は大いに研究に価する...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...すでに十万貫に価する珍器重宝(ちょうほう)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そうしてまた確かに愛せられるに価する句である...
和辻哲郎 「孔子」
...優れた人物と自任する彼女がなお仰ぎ見るに価する人格である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この態度のみが耐忍の名に価するだろう...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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