...金をさえ貸すなら担保にはなんでもかでも求めらるるままに提供する事となった...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...多少なりとも同志間の連絡あるいは広告の機関に供するにあると思う...
大杉栄 「獄中消息」
...休憩宿泊に供する亭もあり...
大町桂月 「春の郊外」
...却って国粋的な軍義的・国防的・な国民道徳の宣伝教化の絶好のチャンスを提供するものとなる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之は外国の情報機関にとって機密な情報を提供することになる...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...かつて判断に供するの勇気がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...同時場面に出入りできる可能性を提供する...
中井正一 「美学入門」
...大麦に至っては主として碾割(ひきわり)にして食用に供するのとこの頃は押麦にしてその儘飯に炊くのとである...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...問題として提供するまでもないものなのである...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...電光の放電機構に関する一新説を提供することになった...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...かくのごとく広意に解すれば勧善懲悪の資料に供するものは皆教育である...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...汽船のもつ最大の利益――パンクチュアリティ――を大方の顧客に提供することができる...
服部之総 「黒船前後」
...有り金残らず喜んで提供する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...此方だけの話題を提供するやうなつもりで...
牧野信一 「昔の歌留多」
...お屋敷へお供する外...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...老いた夫はその妻を若い者に貸しその用に供する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...節供の供という字は供するもの...
柳田国男 「年中行事覚書」
...寧子が手ずから一椀(わん)の汁に入れて良人の食膳に供する青味(あおみ)ともなり...
吉川英治 「新書太閤記」
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