...終にはその産物の製造せらるる国の人が僅かに国産のゆえをもって使い物に用いるに止まるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...何とかして得意にしようと年末使い物を持参した...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...とにかくあのおミソは使い物になりやしませんから...
太宰治 「眉山」
...平常は使い物にならないので...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...使い物にならないとよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...使い物にならなくて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「お使い物(もん)ですか? お届けしときましょうか?」気さくな「魚勝」が...
火野葦平 「花と龍」
...当然列車は瞬時に使い物にならなくなり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...支那の神仙が虎を使い物とした例は『列仙伝』などに多いが...
南方熊楠 「十二支考」
...(七)虎に関する民俗前条には信念と題して主(おも)に虎を神また使い物として崇拝する事を述べたが...
南方熊楠 「十二支考」
...予は先年『人類学雑誌』上でわが邦諸神の使い物は多くその神を奉ずる一族の族霊たりし由を説いた...
南方熊楠 「十二支考」
...惟(おも)うにこれまた山羊を使い物としたから右様の話が出来たのであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...これも大黒に縁ある甲子の祭りにその使い物の鼠を愛し翫(あそ)ぶようだが...
南方熊楠 「十二支考」
...これを大黒天の使い物とする事...
南方熊楠 「十二支考」
...そのままでは使い物にはなるまいが――なんだったら...
三好十郎 「猿の図」
...宮方では使い物にならん...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の使い物とするといった気合いだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の使い物になるかもしれん...
吉川英治 「新・水滸伝」
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