...憎みても余りある極悪人ではないか...
太宰治 「父」
...荒木や直木の損失を補って余りあるかも知れないのであるが...
戸坂潤 「社会時評」
...博士の首尾一貫して変らぬ不羈独立の精神を告げて余りあるものだ...
戸坂潤 「読書法」
...六十坪余りあるのでございましょう...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...友の家まではまだ二里余りあるという...
豊島与志雄 「道連」
...二尺三寸余りあるように見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等が暗誦する文章は十指に余りある...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...胸中寔(こと)に察するに余りあるが...
正岡容 「落語家温泉録」
...人口を生活資料の水準に抑止して余りあるように...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...前者が明かに後者を相殺して余りあることもあり得るのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これと歩調を共にして余りあるほどにさえなるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...償われて余りあるものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あらゆる金儲け主義劇団がすべての良心と誠実と善意を侮辱する事に依って成しとげているような「食えて尚余りある」仕事を...
三好十郎 「俳優への手紙」
...償(つぐの)うて余りあるではございませんか」「あははは...
吉川英治 「三国志」
...わが呉の苦境に至ったことは想像にも余りあるものだった...
吉川英治 「三国志」
...ゆったりとした腹中にその損失を償(つぐの)うて余りある或る成算(せいさん)がすでにできたかのような感を周囲の旗本にもいだかせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...余りある程な面積だ...
吉川英治 「平の将門」
...一国の年々の生産がその年々の消費を代置して余りある時には...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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