例文・使い方一覧でみる「何等か」の意味
スポンサーリンク...人間性の約束として彼れも亦何等かの方面に於て自然を誇大してゐるであらう... 
有島武郎 「描かれた花」
...何等かの伝記的記事から材料を得て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...何等かの目的で、馬の外臀部にあてがってある繩には、磨傷をふせぐ為に、木の転子（ころ）がいくつかついている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もし何等かの物體が存在してゐて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...イデオロギー論は何等かのイデオロギーに立っては公平であることが出来ない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...文化の何等かの積極性という口実の下に...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...物理学が化学などに較べて何等かアプリオリな立場を含むものだと主張する...
戸坂潤 「辞典」
...何等かのヴァニティーに捉えられている...
戸坂潤 「読書法」
...それが何等かの形而上的な反科学的な反対真理のことでないとすれば...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...他に何等かの口実を探そうとしただけに...
豊島与志雄 「反抗」
...時代的に何等かの政治思想を予想させるのでした...
豊島与志雄 「水甕」
...朧月（おぼろづき）の暈（かさ）のように何等か詩的な聯想（れんそう）をフリンジに帯びて...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...何等かの黙約的一致が無ければならない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...何等か客觀的なものを認めなければならなくなるであらう...
三木清 「人生論ノート」
...歴史的研究の目的を何等かの法則でなく類型的なもの或は個性的なものの認識におく思想の根柢には...
三木清 「歴史哲學」
...そこでまたそれに相應して歴史的時間――自然的時間から區別されたそれ――の二つの概念の間にも何等か一定の内面的な聯關が存するのでなければならない...
三木清 「歴史哲學」
...即ち統覺の分析的統一は何等かの綜合的統一を前提してのみ可能である」（Kr. d. r. V. B 133）...
三木清 「論理と直觀」
...何等かの仕事をすべく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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