...何くれとなく真面目(まじめ)な助言をあたえていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...何くれとなく心にかけ...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...島崎氏と何くれとなく話をしてゐますと...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...英一は絶對に姉を信頼し何くれとなく相談をし其智慧をかりた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...何くれとなく話しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆は何くれとなく面倒をみてくれた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...私の手許に養っている撫子の事を何くれとなくお問いになり...
堀辰雄 「ほととぎす」
...蕪村は読書を好み和漢の書何くれとなくあさりしも字句の間には眼もとめず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...何くれとなくこまごま注意してあることだった...
吉川英治 「三国志」
...何くれとなくお身に添えて...
吉川英治 「私本太平記」
...お心おきなく」と、風呂場には、新しい衣服をそなえさせ、夜には、食膳を共にするなど、何くれとなく、その牢愁(ろうしゅう)を、なぐさめた...
吉川英治 「私本太平記」
...何くれとなく手を打っておいたことぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...ここから何くれとなく指令を出していたほどだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...何くれとなく諮問(しもん)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...取ッておけ取ッておけ」ところがその後も何くれとなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...毎日何くれとなくお世話になっております...
吉川英治 「親鸞」
...何くれとなく、彼が寝もの語りに訊いているうちに、梅(ばいし)はかすかな寝息をかいて、返事をしなくなった...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...何くれとなく運んで来る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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