...このスキルは時間と努力をかけて体得したものです...
...彼女は漫画の描き方を独学で体得した...
...外国語を流暢に話すためには、その言語を体得する必要がある...
...試験に合格するためには、問題の解法をしっかりと体得する必要がある...
...このスポーツの技術は、繰り返し練習して体得するものだ...
...ちゃんと体得した筈(はず)だ...
太宰治 「正義と微笑」
...又体得してゐない...
田山録弥 「墓の上に墓」
...この秘密を体得しもしないで...
中島敦 「狼疾記」
...我に於て悠久なる自然を体得して...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...学究なんてものをば初めから無視していた天才の真骨頭を体得していないからだろう...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...真にその肉体から高貴な人義的の愛を体得して生れた「生ける愛の詩人」である...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...怪しき書風に正体得(え)しれぬ文字を書ちらして...
樋口一葉 「うつせみ」
...作者などは生れながらにして之を体得しその覚悟を以て日々最善を尽くしてこられた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...辱しめられた過去に於て体得した本能的な嗅覚がさうさせるのだ...
北條民雄 「癩院記録」
...長らく秘密の殿堂に参籠(さんろう)して男性魅縛(みばく)の術を体得したのち...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...文学趣味をも次第に体得した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...実際かくのごとき懐疑に生きた人のみが体得し得ることであろう...
三木清 「語られざる哲学」
...教育のうちに肝心の科学精神を何も体得させられていないために...
宮本百合子 「科学の精神を」
...私は評論をかく上で体得したものを...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私がそういう感じをも体得するようになり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二ただ「知る」だけでは何にもならない、真に知ることが、体得することが、重大なのだ...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...その師が真に道の体得者であり...
和辻哲郎 「孔子」
...彼をして体得せしめた畢竟(ひっきょう)のものは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索