例文・使い方一覧でみる「体よく」の意味
スポンサーリンク...何をします！」お袋は体よくつくろって... 
岩野泡鳴 「耽溺」
...そして二人から体よくそれを拒絶されたということであった...
大杉栄 「日本脱出記」
...体よくお断りを喰つたもんだ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...体よく彼との結婚を解消したいのではないのか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...すすめられると体よく逃げたものであったが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ウソをいつて体よく断る...
種田山頭火 「行乞記」
...体よく退学させられている位いだ...
戸坂潤 「社会時評」
...」体よく追い払われた形で...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...厚顔な哀願者を体よく断わることもなし得なかったし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...体よく振られたような形になって無情を感じたわけですよ...
豊島与志雄 「微笑」
...まして、謂わんや、斉興公への忠義になることを――この老人は、体よく、わしに、退去を願いに来たのであろうが、云われずとも、この炎暑の天に、諸天を迎えて祈ることは、何時よりも効験の著しいことだ――かかろう）牧は、「明日、早々に、山へ籠ることに仕（つかまつ）ろう」「いや、そうせかずとも――」と、江阪は、外を眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...宿々の旅籠（はたご）がかえって体よく客を追い立てるという際ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...体よく殴ってやる...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...毒蛇の悪党が体よく抹殺された...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ギルマンは体よく支払いを受け...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...とすると今度体よく見切りを付けさせたのも奴の指図だったのだろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...愛敬を捨てず体よく断る処いかにも好し...
三木竹二 「明治座評」
...咲枝もう大体よくなって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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