...そは精神的生活の末梢に位する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...大峰(大和)小峰(下野)の間に位する中峰...
石川欣一 「山を思う」
...かくの如き政治上の小人の上に高く位する教養あり真に才能ある人々が懦夫(だふ)として嘲弄せられてゐる...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...最高峰の南に位するゆえ...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...全く鳥類と蜥蜴類との中間に位するから...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...そのいちばん上に位する階段は現在のところでは国である...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...種族生存の上から見ればすべての諺の中で第一に位するのである...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...無論上に位する者だけであるゆえ...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...先年オランダ領インドで発見せられた「猿人」(Pithecanthropus(ピテカンツロプス))という猿と人間との中間に位する動物では...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...ただちにこれを自分の考えと正反対の極端のところに位するものと勝手にきめて...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...B内容の作品はA内容の作品の上に位する...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...いくら位するもんだろう...
豊島与志雄 「生あらば」
...当尾張の国は東海の中枢に位するのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...クリミヤ半島の基部ペレコープ地峡に位する要所...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それ故に現在は現代と同じ列に續きその最先端に位すると考へられる意味に於ける所謂「瞬間」であるのではない...
三木清 「歴史哲學」
...史觀は歴史的意識と特に呼ばれたものと同じ秩序に位する...
三木清 「歴史哲學」
...同時に現實的なものを越えて學の位する觀念的なもののより高い領域にまで引き上げられるのである...
三木清 「歴史哲學」
...そうして本当の腰弁はその中の最下層に位する事になったので...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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