...鍛冶屋の主人は馬の脚を膝に載せたままで、車が勢よく走りすぎるのを見ながら、手を休める...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...嘉永(かえい)ごろの浦賀(うらが)にでもあればありそうなこの旅籠屋(はたごや)に足を休めるのを恐ろしくおもしろく思った...
有島武郎 「或る女」
...かならず足を休める場所をみつけておかなければならないのさ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...恐ろしい惨劇事件に酷使した頭脳(あたま)を休めるために無理に余裕をこしらえて...
海野十三 「蠅男」
...係の者が気をもんで宿へ電話をかけると「きょうは大事な演説ゆえ頭を休めるつもりで昼寝をしたところ寝過してしまった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...馬の息を休めるために...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...綾羅(りようら)の袂ゆたかに飜(ひるがへ)るは花に休める女蝶(めてふ)の翼か...
高山樗牛 「瀧口入道」
...私は室内に籠居する仕事の疲れを休める為に...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...やつと俺にも闇に浸つて疲を休めることが許されたのだ! まづ...
ボードレール 富永太郎訳 「午前一時に」
...家来が足を休めるために時々乗ることが出来て便利である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分は少しも絵馬描きの手を休めるのではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...休めるうちに休めるだけ休んで置くがよい...
中里介山 「大菩薩峠」
...海から来る新鮮な風にあてて休めるため...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...と言つて疲労を休める為に...
萩原朔太郎 「喫茶店にて」
...休めるでしょう?何となし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...肩を休めるようにできているので...
柳田国男 「母の手毬歌」
...「お尋ね申していたところでした」秀吉が灯もない縁先に腰を休めると...
吉川英治 「新書太閤記」
...からだを休める暇がなかった...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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