...家は裕福な仕舞うた家のようで...
徳田秋声 「縮図」
...仕事を仕舞うと共にあの場所を立去ることは当然なのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...髪の毛を切ったら内懐中へしっかり仕舞うのだ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...仕舞おうかと思うとったんじゃ」「一時に仕舞うのは...
火野葦平 「花と龍」
...外国の貿易をする商人さえ店を仕舞うと云うのであるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...出来たその人足を横合から取られて仕舞う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...気まずく寝て仕舞うのが定だった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...金臭くなって仕舞うた...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...お昼を仕舞うと先((ママ))ぐ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...あんな事をして着物や人のお辞儀とお世辞のために生きて居る様な女に仕て仕舞うのだから...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...来た時の通りな装りをして足の下に隠れて仕舞う様な籐表ての駒下駄を履いて固く成ってついて行く様子を見送って...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...四五日もすれば又その記憶から薄らいで仕舞うものと思って居た子は...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...まだ明るいうちに夕飯を仕舞うと...
夢野久作 「人の顔」
...――それにもう刈りとられて仕舞うその早さ...
横光利一 「夜の靴」
...廻り切って仕舞うまで前方は...
蘭郁二郎 「鉄路」
...見送って仕舞うと...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...つと眼を伏せて仕舞う彼だった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...どこか遠くへ寝床をかえて仕舞うに違いないんだ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
便利!手書き漢字入力検索