...春風秋雨 花開草枯自性自愚 歩々仏土メイ僧のメンかぶらうとあせるよりもホイトウ坊主がホントウなるらん酔来枕石 谿声不蔵酒中酒尽 無我無仏見たまゝ...
種田山頭火 「行乞記」
...こりゃあ」「それは仏見笑(ぶっけんしょう)と云ってね...
夏目漱石 「虞美人草」
...やっぱり薔薇の一種だ」「仏見笑? 妙な名だな」「華厳経(けごんきょう)に外面(げめん)如菩薩(にょぼさつ)...
夏目漱石 「虞美人草」
...知ってるだろう」「文句だけは知ってます」「それで仏見笑と云うんだそうだ...
夏目漱石 「虞美人草」
...「むずかしい薔薇があるもんだな」と宗近君は感心して仏見笑を眺(なが)めている...
夏目漱石 「虞美人草」
...最前植え易(か)えた仏見笑(ぶっけんしょう)が鮮(あざやか)な紅(くれない)を春と夏の境(さかい)に今ぞと誇っている...
夏目漱石 「虞美人草」
...仏見笑(ぶっけんしょう)と二人静(ふたりしずか)と蜆子和尚(けんすおしょう)と活(い)きた布袋(ほてい)の置物を残して廊下つづきを中二階(ちゅうにかい)へ上る...
夏目漱石 「虞美人草」
...結局、石仏見参は、おあずけ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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