例文・使い方一覧でみる「今もなお」の意味
スポンサーリンク...その名は多くのひとびとに今もなお懐（なつか）しがられている... 
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...今もなお解けない...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...ほんとうに「抱いて寝てい」た実感が今もなお腕や腿（もも）の肌（はだ）にハッキリ残っているのである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...今もなお持ち続けているもの...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...彼の尊敬すべき偉大な魂は今もなおアントワープの町の上をさまよい...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...彼の『人間の条件』で「シュペングラーの黒い鳥は今もなお世界の空を飛んでいる」とのべている...
中井正一 「美学入門」
...今もなおわれわれの身体の中を流れているからであろう...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...今もなおしつつあるのは...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...今もなお一つの清泉となって女神像下に流れ出（い）づるもの...
穂積陳重 「法窓夜話」
...今もなおその地盤が安定しないので困っております...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...今もなお花さきてあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらのものは今もなお昔ながらの姿を残している...
柳宗悦 「民藝四十年」
...三度も領地を失っているので、その間に、自（おのずか）ら家臣も減り、また他へ仕官を求めて去った家士もあるが、今もなお、「御主君が鍬（くわ）を持つなら鍬を持って...
吉川英治 「剣の四君子」
...今もなおこの瀬戸内を去らぬとするなら...
吉川英治 「随筆 新平家」
...頼朝が十四の時の恩人を忘れずに、今もなお、その人の霊に、燈火（ともしび）をあげているのを知ると、行家は、（やはりこの甥は、義も情も解さない冷薄な人間ではないのだ）と思って、急に、自分の情熱まで甦（よみがえ）って来た心地になった...
吉川英治 「源頼朝」
...――そうした武士たちの――土中の白骨が、眼には見えぬが、今もなお、礎（いしずえ）となっていればこそ、この国はこんなにも平和に、何千年の豊秋（とよあき）が護られているのではないか」「ア、そうですね」「たまたまの戦乱があっても、それはおとといの暴風雨（あらし）のようなもので、国土そのものにはびくとも変化がない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今もなお彼を悩ましているのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...今もなお昔ながらの場所に鷹の様な目つきで建っている...
Ｊ. Ｓ. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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