...彼は元来人好きのする生徒ではないのに違ひなかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...人好きはしなかつたが...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...人好きのする人物であり...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...誰かって綺麗な人好きになるのん当り前やし...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼女はよいとして亭主なるものは人好きの悪い...
種田山頭火 「行乞記」
...あまり人好きのしない...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...なんだか人好きの悪そうな風景画や静物画に対するごとに何よりもその作者の色彩に対する独創的な感覚と表現法によって不思議な快感を促されていた...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...」「君はあの人好きか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...月見草は人好きのする花では無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...宿屋の敷居(しきい)の所にうずくまってあまり人好きのせぬ顔立ちではあるがその時はちょいとよく見えていた母親が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...『鳥渡(ちよつと)人好きはよくないかも知らんが極く無口な柔順(おとな)しい男で...
永井荷風 「一月一日」
...なかなか愛嬌があって人好きのする女でございますものですからね...
中里介山 「大菩薩峠」
...浩さんは人好きのする性質で...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...人好きのするは金持の息子さんに珍らしい愛敬...
樋口一葉 「たけくらべ」
...コッペは親切で人好きはよい男だが...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...人好きしないからとか自分の性分は人には不向きだとかいふのは...
室生犀星 「故郷を辞す」
...こうして人好きのしない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...あなた本当にあの人好きなの...
横光利一 「旅愁」
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