...斯(か)くして享楽の二度の勤めをする...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...長寿の幸福を享受するに至ると...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...すなはち、「貞伝和尚は、今別の新山甚左衛門の子で、早く弘前誓願寺に弟子入して、のち磐城平、専称寺に修業する事十五年、二十九歳の時より津軽今別、本覚寺の住職となつて、享保十六年四十二歳に到る間、其教化する処、津軽地方のみならず近隣の国々にも及び、享保十二年、金銅塔婆建立の供養の時の如きは、領内は勿論、南部、秋田、松前地方の善男善女の雲集参詣を見た...
太宰治 「津軽」
...市民たちはここでやはり入浴を享楽して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...本能の処理を享楽するのです...
谷譲次 「踊る地平線」
...空の蒼さと相映じ曇天の上にさんらんたる陽の舞踏妻子飢ゆればストライキに入らず陽を飽き雨の享楽を恋ふ緑空間に一つの点を見つけ出し◆九月十四日夕刊「北国柳壇」(高松)喜多 一二半球の真昼...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...世界の他の部分に行われている享楽の種類などは夢にも知らずに生涯を送るという...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...洋學年表享保元年の項に「下欄ハ學者ノ忌日ヲ記入スル處ナレドモ第一年ハ現存者ヲ列記ス如左」とあつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...血を享(う)けた鷲尾にはよくわかる...
徳永直 「冬枯れ」
...その明智の裁(さば)きに享樂すると言つた肌合ひの男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...長享三年の春からして...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...しかしてその翌すなわち長享二年の四月には江州の陣に在る義尚将軍からして...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...凡ての享楽の術も知ることなく...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...興奮剤として適宜これを用うれば和悦享楽の効は必ずある...
南方熊楠 「十二支考」
...享和之二二月廿九日仲禎君と素問合読(がふどく)なすとてゐたりしに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...強烈な色彩と音楽とスリルを享楽し...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...応永(一三九四―一四二八)永享(一四二九―一四四一)のころであるが...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...宗教的生活と享楽の生活とは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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